セミナー
新規事業創出・育成のための開発マネジメントセミナー
多くの企業にとって既存市場の成熟化・顧客ニーズの激しい変化や益々加速する技術革新の中で新規事業創出の重要性は高くなる一方です。市場の変化に伴い産業構造も大きく変化しており、濃密なコミュニケーションで成り立っていたサプライチェーンは崩壊し従来手法だけで新規事業を開発することはすでに困難となりました。新しい市場・新しい顧客に訴求する新しい商材・製品を念頭とした事業開発トライアルの要求が高まるだけでなく、自社固有のバリューチェーンの活用強化やオープンイノベーション等を活用した事業アセット・バリューの新規構築といった難易度の高い企業活動が求められています。本セミナーでは、研究開発型企業における新規事業現場で多数のプロジェクトに従事してきた3名の専門家が、こうした新規事業開発の企業活動に典型的な課題とその対策事例を紹介しどのように推進し成功に導くかという観点で、それぞれ次のテーマに沿ってお話をいたします。
開催日 |
2019年3月13日(水) 13:30~16:30(受付開始13:15)終了しました |
会場 |
大阪産業創造館 5階 研修室E
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受講料 |
無料 |
対象 |
研究開発部門、経営戦略部門、新事業企画部門、人材育成部門のマネジャー、実務担当者の皆様
- こんなことにお困りではありませんか?
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- ベンチャーなどの社外の有望な技術を取り入れた新事業を創出したいが期待通りの成果を出せていない
- 社内の研究成果を事業化したいがなかなか実現出来ていない
- 事例にならってオープンイノベーションのための環境づくりやリーンスタートアップ手法の実践を行うがどうも効果が出ていない
- 新規事業人材の育成や技術人材による新規事業開発が取り組むため適切なプロジェクト
- 場作りを行いたい
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定員 |
25名 ※定員になり次第締め切らせていただきます。 |
内容 |
- 13:15~13:30
- 受付
- 13:30~13:35
- イントロダクション
- 13:35~13:50
- 主催・協賛企業紹介
- 主催企業 テクノ・エージェンツ
- 主催企業 TGストリーム
- 協賛企業 古賀総研
- 13:50-14:20
- 新規事業創出のためのオープンイノベーション・ベンチャー連携の原則
- 14:20-14:50
- 新規事業創出・育成のための開発マネージメント手法
- 14:50~15:00
- 休憩
- 15:00-15:30
- 新規事業開発加速サービスについて
- 15:30-16:15
- 新規事業開発加速支援の具体的な事例について
- 16:15-16:30
- 質疑応答、アンケート
- 16:30
- 閉会
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注意事項 |
- 内容について
- 参加人数等により若干の変更が生じる可能性がございます。あらかじめご了承ください。
- 参加証について
- お申込者には、事前に「参加証」をメールにてお送りいたします。当日ご持参下さい。
- キャンセルについて
- 開催2日前以降のキャンセルは準備の都合上お断りしておりますので、代理の方のご参加をお願いいたします。
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各プログラム 概要 |
- 新規事業創出のためのオープンイノベーション・ベンチャー連携の原則 (担当:佐藤)
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「中央研究所の時代の終焉」を経て、オープンイノベーション、特にベンチャー企業のイノベーション力を活用することが新事業創出の条件のように謳われています。本当にそうでしょうか?また、昨今では、ベンチャー企業のマネジメントスタイルを埋め込めば大企業でもイノベーションを起こせるという考えが広がっています。現実的に可能なのでしょうか?我が国では第2次CVCブームといわれ多くの企業でCVC(Corporate Venture Capital)が設立されています。本セッションではベンチャー企業の探索や投資が、自社の新事業創出につながる為に、ベンチャー企業との連携をどのように考え、共同開発を実施し、新事業開発につなげるかについて、その原則を提示し、成功に導くための方法を皆様と共に考えていきたいと思います。
- 新規事業創出・育成のための開発マネージメント手法 (担当:中野)
- 研究開発型企業における新規事業プロジェクトマネジメント手法を概括し、新規事業開発の要所となるポイントとその対策を紹介します。社内シーズ・社外シーズに関係なく、技術ベースの新規事業開発では製品化のターンアラウンドが重い(開発期間が長く投資額も大きい)上に、新規事業特有の不確実性やリスクを効率的にマネジメントすることが肝要です。そこで、我々はシード技術研究から製品化完了までのプロジェクトの“熟成度“を測る指標をプロマネに導入、熟成度沿ったプロジェクト進捗の検証・評価・分析方法また意思決定の考え方を構築、新規事業を効率的にマネジメントする手法を開発しました。本手法は、研究開発部門で抱えるシード技術のポートフォリオ管理やCVC活動で得られた外部技術のデューデリジェンス・連携開発への応用も念頭にしています。また、所謂リーンスタートアップ手法との親和性が高い手法となっています。本手法の活用について具体的な新規事業開発の事例を交えお話しします。
- 新規事業開発加速サービスについて
テクノ・エージェンツとTGストリームが提案する、新規事業開発加速サービスについてご紹介します (担当:中野)
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- 新規事業シーズのポートフォリオマネジメント手法;技術優先度分析
- 専門家による事業化可能性評価・フィージビリティ調査
- 新規事業開発加速支援サービス
- マーケティング:顧客潜在ニーズ調査・製品開発スペック調査
- 技術開発:POC取得開発・MVP開発
- 事業開発:アーリアダプター・顧客開発
- 他:専門家とのネットワーキング開発・メンタリング
- 新規事業開発加速サービスの具体的な事例について (担当:黒野)
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- ケース1)訪問ヒアリングによるフィージビリティ調査
- ケース2)特許調査に基づく試作品製造依頼先の探索
- ケース3)研究開発従事者に対するパテントマップの利活用講習
- ケース4)技術プラットフォームを活用した提携先斡旋
など、参加者のプロフィールから興味を持って頂けそうな事例をご紹介。
※守秘義務により、一部、内容や名称を伏せたりしますことを予めご了承願います。
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講師プロフィール(順不同) |
- テクノ・エージェンツ 黒野
鐘淵化学工業株式会社(現、㈱カネカ)、某大手特許事務所等を経て、2003年に「技術の発掘・調査・評価・移転・導入の支援」をコンセプトとする株式会社テクノ・エージェンツを創業。新規/有望技術の探索、技術に関する各種調査・評価、研究開発テーマの企画提案、ニーシーズのマッチング支援等を主に行っている。2014年より次世代医療システム産業化フォーラム(大阪商工会議所)のコーディネーターに就任し、医療機器等の開発支援も行っている。特許調査、知的財産権の利活用等については約20年の経験と実績があり、技術の視点だけでなく、権利・ビジネスの視点で提案や支援が行える。東京理科大学理工学部卒業、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程修了。
- TG ストリーム マネージングパートナー 佐藤真一 (Shinichi Sato)
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日本ヒューレット・パッカード(株)(ソフトウエア開発、インダストリーマーケティング)、モトローラ(株)(Open Innovationによる新規事業開発)を経て、2007年日本アジア投資(株)( CVCファンド運用)、2010年サムスングループCVC(日本代表)、2014年東北大学(大学発技術シーズの事業化)。2016年日本戦略投資(株)取締役、2018年TGストリーム(株)代表取締役。専門は、インダストリーマーケティング、事業開発、ディープテクノロジーのVC投資、CVCの運営、オープンイノベーションによる新事業の創出。東京電機大学工学部卒業、シカゴ大学経営大学院卒業(M.B.A)、東京理科大学イノベーション研究科知的財産戦略専攻卒業(修士)。
- TGストリーム マネージングパートナー 中野 讓(Joe Nakano)
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米国ブルックヘブン国立研究所招聘研究員、高エネルギー加速器研究所研究員を経て、2004年東大発半導体製造装置開発ベンチャー起業、2006年イノベーションエンジン(株)インベンストメントパートナー技術評価担当、2011年 米バテル記念研究所関連会社にて技術商業化担当パートナー。専門は、新規(技術)事業構築・開発にかかる戦略コンサルティング、研究所・研究部門の将来計画検討コンサルティング、ベンチャーキャピタルファンド運営・関連業務、新規技術商業化専門人材教育。京都大学理学部卒業、東京大学理学系研究科博士課程修了理学博士。
主催企業 |
株式会社テクノ・エージェンツ(https://www.technoagents.co.jp)
TGストリーム株式会社(http://tg-stream.com/about/) |
協賛企業 |
株式会社 古賀総研(https://www.kogasoken.jp) |
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